Askar 65PHQ 始動

実はAskarブランドのFRA400鏡筒がほしくて小遣いをコツコツ貯め、今年4月初めにやっといけるぞとなったので購入すべくショップであるシュミットさんのホームページを開いた所 、Askarより新鏡筒販売開始ですと!焦点距離がFRA400の400mmに近い416mmの製品で65PHQです。口径はFRA400の72mmに対して65mm、f値も5.6に対して6.4と暗めになっていますがスポットダイヤグラムを見ると星像はとてもシャープそう。価格も新発売特価でFRA400と比べると約3.6万円安く購入できそうです。そして特別色のスターライトピンクカラーが全世界で50台限定、日本国内では10台限定で発売との事。新しい物好き&限定という言葉にめっぽう弱い私はわずか数分の迷いで変心(◎_◎;)、即65PHQのスターライトピンクをポチったのでした。

 

商品は直ぐに届いたのですがそれから撮影に行く機会がなくこの鏡筒用に購入した除湿庫に放置、しかもビニール袋に入ったまま(-_-;)。購入から3か月たった今月中旬にやっと撮影に行ける機会が訪れたので7月16日にわくわくのファーストライトを行う事が出来ました。

 

と、いうことで、Askar 65PHQ(焦点距離416mm) でのファーストライト撮影リザルトです。

M20 三裂星雲 M8 干潟星雲 NGC6559 猫の手星雲をコンプリートで収める事が出来ました。

撮影日:2023年7月16日 撮影開始時刻:22時04分、露出 : 360秒×24枚(144分)
撮影地:京都府舞鶴市
撮影ソフト:SharpCap 4.0
カメラ:QHY268C(Readout Mode#1Gain:57 OffSet:30 Temp:-2℃)
フィルター:サイトロンCBP
赤道儀:SkyWatcher EQ6R、極軸合わせ:PoleMaster
ガイド鏡:SVBONY SV165、ガイドカメラ:Cers-C、ガイドソフト:PHD2
その他:SVBONY FW(フィルターフォイール)、ZWO EAF(電動フォーカサー)
画像処理: Pixinsight 、RawTherapee 5.8

事前にプラネタリウムソフトのStellariumで画角を参照していたのですが思った通りの構図に収まりました。

 

そしてなんといってもこの鏡筒はフラットフィールドなので、レデューサーを付けない場合はカメラの取り付けにバックフォーカスの調整が必要ないというのが良いですね。

撮影結果はスペック通り星像がとてもシャープで見栄えが良くてめっちゃ感動です。

 

PCに6分露光最初の画像が写りだされた瞬間は、撮影地の山の中で一人『ワーオ 凄っ』!と叫んでいました。

その時のSharpCapで撮影1枚目fits画像をZWOのASIFitsViewで表示したのががこちらです。

 

今後もAskar 65PHQ スターライトピンクちゃんが活躍してくれる事が楽しみになりました。