M27 亜鈴状星雲(デュアルナローバンドフィルターでの撮影)

M27 亜鈴状星雲

撮影日:2024年5月5日 撮影開始時刻:01時08分、露出:240秒×40枚(160分)
撮影地:京都府舞鶴市
撮影ソフト:SharpCap 4.1
鏡筒: SkyWacher BKP200/F800、焦点距離:800mm
カメラ:QHY268C(Readout Mode#1Gain:57 OffSet:30 冷却温度:-6℃)
フィルター: IDAS NBZ-II
赤道儀:SkyWatcher EQ6R、極軸合わせ:PoleMaster
ガイド鏡:SVBONY SV165、ガイドカメラ:Cers-C、ガイドソフト:PHD2
その他:F4コマコレクタ、Sky-Watcherフォーカスモーター
画像処理: Pixinsight 、GraXpert 3.0.2 、StellaImage9 、Photoshop CS2 等

トリミングしてM27 亜鈴状星雲を拡大

トリミングした画像のシャドウを上げるといい感じになった
適切な表現かどうかはわかりませんがM27が羽衣をまとっている様で綺麗

今年の1月からデュアルナローバンドのIDAS NBZ-IIフィルターを使っているのですが、IDASのNBZ-II商品情報サイトに蝶が羽を広げた様に写っているM27 亜鈴状星雲の作例がありました。その様な画像は今までも他で何度か見た事があっていつかは撮りたいと思っていたのでM27が撮影出来る時期となって試してみる事が出来ました。

撮影したのは今月初めのGW中(前回投稿記事のM81・M82を撮影した後)です。

画像処理を始めたのも遅かったのですが、取り掛かってからも試行錯誤しながらぼちぼちやっていたので時間はかかりました。

PixinsightでHDR MultiscaleTransformをかけて亜鈴状星雲の白飛びを抑えたり、デュアルナローバンドフィルターで色彩がグリーンぽくなったのをSCNR等でグリーン成分を抑えて青みも出す様な処理も行っています。

 

今回はデュアルナローバンドフィルターを使用した撮影のみだったので次の機会にはUV-IR Blockフィルターでも撮影して可視光色を合わせたり、多重露光(やった事は無い)等でも撮影してみたいと思います。

 

撮影時の天体位置をステラリウムで表示

今回撮影時、2024年5月5日02時30分のM27 亜鈴状星雲の位置

ステラリウムで天の川を強調して表示させていますがM27 亜鈴状星雲は天の川領域にあり、今回撮影した画像でも周辺にかなりの星が密集しているのがわかりました。